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11/1【NOAH】船木が「異種プロレス戦」定義、ワグナーJr.初シングル王座獲りで「実績作る」 GHCナショナル戦調印式

 11・10後楽園大会のGHCナショナル選手権試合「(王者)船木誠勝vsイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(挑戦者)」に向けた調印式が1日、都内で開かれた。船木が「異種プロレスの戦いになる」と定義して警戒を強めれば、ワグナーJr.は「ここでベルトを獲って実績を上げたい」とシングルプレイヤーとしての躍進を誓った。

 10・30有明アリーナ大会ではGHCマーシャルアーツルールで桜庭和志に“15年越し"リベンジを成し遂げた船木。試合後にはワグナーJr.の表明を即諾し、今度はヘビー級ルチャ戦士を迎え撃つことになった。

 ワグナーJr.とは23歳の年齢差があり、自身にとって「未知」のルチャリブレの強豪。船木は「自分より若い、そして自分よりも肉体的に勝ってるヘビー級ということで。しかもメキシコのルチャリブレですね。どんなことをしてくるのか全く想像ができない」と警戒を強めている。

 そこで「ある種、異種プロレスの戦いになるかなと思います」と定義した船木は「自分は自分の技でそれに対抗するしかない」とキッパリ。「それこそ自分のことをあんまり知らないと思うんで、そういう知らない強さっていうか、そういう部分がおそらくあるんじゃないか」と自信も見せた。

 対するワグナーJr.はこれまでGHCタッグ王座を2度獲得し、2020年のグローバル・タッグリーグ戦にも優勝しているが、ノアではシングルタイトル未戴冠。「まだ一人の力で何か実績を残していないわけですから、ここでベルトを獲って実績を上げたい」と燃えている。

 ナショナル王座に照準を絞ったのも意味があった。ワグナーJr.の母国・メキシコの国旗は緑、白、赤の三色旗。自身のマスクとコスチュームに緑と白を取り入れているワグナーJr.は「そこに赤色を加えることで完成させたい」と描いた。

 「とても経験豊富で船木選手というチャンピオンを物凄くリスペクトしています」と敬意を表したワグナーJr.は、一方で「自分の方が速さもあるし、若いし、何よりもハングリーです。攻略するとすれば、そういうものを活用したい」と豪語。「強豪ぞろいのノアで残っていくためにはやはり何か一つ実績を作らないといけないわけですから、ベルトに挑戦して必ず自分の手に入れたい」とシングルプレイヤーとしての躍進を遂げるべく赤いベルト獲りを誓っていた。


【会見の模様】
▼ワグナーJr.「まずノアに来てから約4年ぐらい経っていまして、タッグのベルトは獲ったことがありますが、まだシングルのベルトは獲ったことがありません。パートナーがいる状態でベルトを獲ることはできましたが、まだ一人の力で何か実績を残していないわけですから、ここでベルトを獲って実績を上げたいと思います。そして、なぜこのベルトなのかというと、これは赤いベルトです。メキシコの国旗には赤色が使われています。ですからメキシコを代表している選手としてもメキシコの国旗の中にある色、自分のコスチュームには緑色も白色もあります。そこに赤色を加えることで完成させたいと思います。そしてN-1 VICTORYで藤田選手に勝ったことが自信に繋がっています。強豪ぞろいのノアで残っていくためにはやはり何か一つ実績を作らないといけないわけですから、ベルトに挑戦して必ず自分の手に入れたいと思います」

▼船木「おととい桜庭選手との試合を終えて、時間を置かず来週の木曜にまたタイトルマッチということで、正直チャンピオンは大変だなと今、改めて実感しています。今回の挑戦者、ドクトル・ワグナーさんのお孫さんということで、三代目ですか。彼が生まれた時は自分23とかなんで、おそらく全く自分の時代には一緒にいなかった。23歳、自分より若い、そして自分よりも肉体的に勝ってるヘビー級ということで。しかもメキシコのルチャリブレですね。どんなことをしてくるのか全く想像ができない。自分は自分の技でそれに対抗するしかないということで、どんな試合になるかわからない。ある種、異種プロレスの戦いになるかなと思います。あと1週間ですね。気力がだいぶ消耗してしまったんですけど、あと1週間、メキシコvs日本ですね。気持ちを入れ直して挑みたいと思います」

――王者・船木選手の印象は?

▼ワグナーJr.「船木選手というチャンピオンを物凄くリスペクトしています。自分の方が若いですし、船木選手はとても経験豊富ですけど、そんなリスペクトしているチャンピオンから絶対にベルトを獲らないと自分の実績を作ることができないんじゃないかなと思っています」

――異種プロレスになるとのことだが、ルチャリブレは得意か苦手か?

▼船木「正直まったく未知ですね。ただ、それこそ自分のことをあんまり知らないと思うんで、そういう知らない強さっていうか、そういう部分がおそらくあるんじゃないかなと思うんですね。体もフィジカルの面では全然、自分よりも上なんで、そのへんはホント気をつけなきゃと思いますね。もしかして外に出されて上から降ってきたのを受けちゃったら、おそらく事故が起きるんじゃないかってぐらい体格的に上なので、そういう部分でホントに気をつけなければと思ってます」

――船木選手のスタイルをどうやって攻略する?

▼ワグナーJr.「自分のスタイルはルチャリブレですけど、自分の方が速さもあるし、若いし、何よりもハングリーです。船木選手はすごく経験を積んでいるかと思います。自分よりはるかに経験がありますけど、いくつか自分の持っている要素をもって挑みたい。攻略するとすれば、自分の速さ、若さ、ハングリーさ、そういうものを活用したいと思っています」

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