6/21【ブラッドスポーツ】スミスが船木戦へ敬意 「パワフルなもの、的確にKOする技術を見せる」
6・22両国大会参戦選手が21日、都内で囲み取材を受け、デイビーボーイ・スミスJr.が対戦相手の船木誠勝に敬意を表しつつ、「とにかくパワフルなもの、的確な一発を当ててKOする技術を見せたい」と誓った。
ブラッドスポーツの常連でもあるスミスは日本初開催となる両国大会で船木と対戦する。日本のプロレスに造詣の深いスミスは「もちろん船木さんの試合はたくさん見てきた」といい、鈴木みのる、ケン・シャムロックらとの対戦に加え、伝説のヒクソン・グレイシー戦を挙げた。
中でも最も印象に残っているのが船木が新日本の若手時代、ヨーロッパで武者修行中だった時のフィット・フィンレー(デビッド・フィンレーの父)戦。それを見てスミスは「フットワークが軽快で速くて非常にびっくりした。技術もオールラウンダーで最高のプロレスラーだなと思った」と敬意を抱いたという。
船木とは2019年のストロングスタイル3・15後楽園大会におけるタッグマッチ(船木&KENSOvsスミスJr.&スーパー・タイガー)で一度だけ対戦。その時は「グリップが強くてコントロールがうまい」と身をもって実感させられた。自身もプロレスの源流であるキャッチ・アズ・キャッチ・キャンを学んだほか、打投極の技術を磨いてきただけに「明日は自分が先にグリップを作って動いていきたい」と主導権を握るつもり。「明日はいろんなカードがあるが、とにかくパワフルなものを見せたい。それと同時に技術も知っているということも見せていきたい。打撃であれば打ちまくるではなく、的確な一発を当ててKOする技術を見せたい」と意気込んでいた。
【会見におけるスミス】
▼スミス「明日の対戦に向けてロサンゼルスで本当に厳しい練習をしてきた。ジョシュ(・バーネット)、エリック(・ハマー)とともにしっかりと準備を積んできた。船木さんは侍の心を持っていて、非常に危険な相手。明日はそれぞれのベストを出し尽くせた方が勝つと思う」
――船木選手との接点は?
▼スミス「5年ほど前にリアルジャパンの後楽園ホール大会で対戦した。その時の船木さんの印象は本当にグリップが強くてコントロールがうまいと感じた。明日は自分の方が先にグリップを作って動いていきたいと思っている。5年前に試合をする、さらに1年ぐらい前に大阪でランチミーティングしたのが船木さんとの最初の出会いだった。その時に感じた船木さんのオーラと、そのあと対戦した際にリングの中で感じたオーラは全く違っていて、エネルギーが本当に違ったので、そこが驚いたところでもある。そこはヒクソン・グレイシーが語っていることと似ている気がして、普段とリング上では全く違う人なんだなというところに凄みを感じた」
――全日本5・12横浜BUNTAI大会に船木選手も出場していたが、その時に会った?
▼スミス「横浜BUNTAIでは控室が非常に遠いところにお互いあって、話したりすることはなかったが、試合前に船木さんがホールで準備をしているときに会釈をした程度だね」
――ブラッドスポーツの印象、どんなものを見せたい?
▼スミス「明日はいろんなカードがあるが、とにかくパワフルなものを見せたい。それと同時に技術もしっかりとあるというところも見せていきたい。打撃であれば打ちまくるということではなく、的確な一発を当ててKOできる技術を見せたい」
――船木選手の試合で最も印象に残っている試合は?
▼スミス「もちろん船木さんの試合はたくさん見てきた。古い試合だが、、船木さんが若い頃、ドイツかどこかでフィット・フィンレーと対戦した映像を見て、フットワークが軽快で速くて非常にびっくりした。技術もオールラウンダーで最高のプロレスラーだなと思った。ほかにも鈴木みのるさん、ケン・シャムロック、鈴木秀樹、そしてヒクソン・グレイシー。そういった名だたる相手との試合を見てきているよ」