8/13【WWE】ジャッジメント・デー分裂騒動は直接対決へ ダミアン&リアとドミニク&リヴが8・31ベルリンで激突
ロウが現地時間12日、テキサス州オースチンで行われ、ダミアン・プリースト&リア・リプリーとドミニク・ミステリオ&リヴ・モーガンが激突するミックスドタッグ戦が8・31ベルリン大会『バッシュ・イン・ベルリン』で実現することになった。
8・3『サマースラム』でフィン・ベイラーに裏切られて世界ヘビー級王座から陥落したダミアン、ドミニク・ミステリオに裏切られて女子世界王座獲りを逸したリアが先週、共闘を宣言。ベイラー率いる新生ジャッジメント・デーとの抗争が不可避の状況となった。
この日、リアがオープニングに登場し、「サマースラムでの出来事を思い出していたの。何度思い出してもいろんな感情が渦巻いた」と切り出すと、「今はただブチキレてる。ドミニク、あんた、よくも裏切ったわね。リヴ、私のベルトを持っていつまで逃げ続けるつもり? 私はリア“ブラディ"リプリー。お前たちに私の怖さを思い出させてやる」と怒りをむき出しにドミニクと女子世界王者・リヴに宣戦布告した。
するとドミニクとリヴが観客席に現れた。仲良く肩を組んだ二人に場内は大ブーイング。リブからマイクを向けられたドミニクは「リア、俺がなぜ君を振ったか分かるか? 俺は男だ。男として扱ってほしかった。君といると俺は俺でいられなかった。自分のことをマミーって呼ばせて、男として恥ずかしかった」と主張。リヴを見やりながら「リブは俺のことをダディって呼んでくれる。リヴといると俺は俺らしくいられるんだ」と言い切った。
するとリアは「男らしく自分の道を決めたことはいいと思う。でも、それがあんたが決める人生で最後の選択よ」と通告。リヴが「あんたには何もない。家族だと思っていたジャッジメント・デーは私が奪った。女子世界王座も私のもの。そして女子部門も私のもの。あんたが愛したすべてを奪った」とドミニクとキスを交わし、高笑いを上げた。
だが、リアは動じない。「すべてを奪ったと言ったけど、それは違う。確かにいろいろ盗まれた。ジャッジメント・デーの雑魚とかね。だけど、私はまだ立っている。そしてあんたを狙い続ける。止めるには私を殺すしかないんだよ」とリヴに向かって言い放った。
ここでドミニクとリヴの背後にダミアンが現れた。ダミアンがドミニクに殴りかかると、リアはリブをバックステージに追いかけた。ダミアンがドミニクをリングに入れると、サウス・オブ・ヘブンの構えに入った。カリートが救出に飛び込んだが、ダミアンはゼロ戦キック、ラリアットで返り討ち。そのまま両者によるシングルマッチに突入した。
カリートがDDTで反撃しても、ダミアンはトラースキック、フラットライナーで圧倒。負けじとカリートが雪崩式ブレーンバスターで反撃し、ラリアット、スイングネックブリーカードロップで巻き返したが、ダミアンはニールキックで返り討ち。ミドルキック、ナックルパンチと打撃の雨を降らせ、ファルコンアロー、ラリアットとたたみかけると、サウス・オブ・ヘブンでダメ押しして完勝を決めた。
試合後、JDマクドナが襲撃してきたが、ダミアンはナックルパンチで返り討ち。ベイラー、ドミニクがやってきて二人がかりでダミアンを暴行したが、リアが駆けつけると、リヴとドミニクはあわてて逃走。リングに一人残ったベイラーをダミアンとリアに挟み撃ち状態に。ダミアンがトラースキックを放つと、マクドナが割って入ってベイラーの身代わりとなって被弾。ダミアンはベイラーに見せつけるようにサウス・オブ・ヘブンでマクドナを叩きつけた。
ダミアンとリアが抱き合うと、ドミニクがコーナーから飛びかかってもダミアンがノド輪でキャッチ。リアがリップタイドで制裁しようとしたものの、リヴがドミニクの足を引っ張って救出した。
試合後、ダミアン&リアとドミニク&リヴが激突するミックスドタッグ戦が決定。これを受けてドミニクが「WWEにも世界にも俺とリアを超えるカップルはいない」と断言すると、リヴは「ベルリンでリアとダミアンに代償を払わせる。世界で最もゴージャスな男に手をかけた代償をね」と予告。そしてベイラーは「ダミアン、気をつけろよ。俺はいつ襲いにいくか分からねえぞ」と襲撃をほのめかした。
今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。