【全日本】大森が9・12博多で3年ぶりGAORA王座挑戦 来年30周年へ「どうしてもこのベルトが必要」 2021/8/30
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9・12博多大会でGAORA TVチャンピオンシップを争う王者・石川修司、挑戦者・大森隆男が30日、東京・湯島の全日本事務所で会見。3年3ヵ月ぶり3度目の同王座挑戦となる大森は来年のデビュー30周年イヤーを見据え、「どうしてもこのベルトが必要」と未戴冠のGAORA王座獲りを誓った。 8・29後楽園大会で10人タッグマッチに登場した大森は敵味方双方から大森コールではやし立てられて怒りを爆発。試合後はアックスボンバーでTOTAL ECLIPSE5人をなで斬りにする大暴れをみせた。 石川から求められた握手も拒んだのは、GAORA王座獲りを見据えていたからだ。来年2022年は大森にとってデビュー30周年記念イヤー。これまで全日本のリングで三冠ヘビー級、世界タッグなどベルトを総なめにしてきた大森だが、唯一、未戴冠なのがGAORA王座。「来年30周年に向けて、自分の中でのピース、足りない部分、GAORA TV王座。このベルトだけは今まで2回挑戦しまして、一度も獲ったことがない。来年、僕が30周年迎えるにあたって、どうしてもこのベルトが必要」と言い切った。 大森のGAORA王座挑戦は2018年6・24紋別大会で第15代王者・秋山準に敗れて以来3年3ヵ月ぶり3度目となる。誕生から現在に至るまでGAORA王座の歴史を目撃してきた大森は「その中で石川修司選手というのは突出してると思うんですよ。このベルトをもって一番悠然と輝いてるなと思う」と王者・石川に一目を置いている。だからこそ、「このベルトの価値を一段高めた石川選手からぜひ獲って、そしてこのベルトを腰に巻いて来年を迎えたい」と初戴冠を誓った。 対する石川は6・26大田区大会で宮本裕向を退けて以来2度目の防衛戦。「大森さんがこのベルトに挑戦してくれるということで非常に光栄」と敬意を表した。大森とは世代が近いとあって、「今20代、30代のレスラーがベルトを持ったりする中で、この40代、50代っていうのがどれだけ時代に抗えるかっていうのをお客さんに見せる時」とベテランの意地を見せつけるつもり。当然、「あんまり表現上よくないのかな。僕を殺すつもりで来てもらって、僕も大森さんを殺すつもりで」と容赦なく立ちはだかるつもりで、状況次第では「30周年迎えないような状態にして、もしかしたら大森隆男引退スペシャルにしちゃうかもしれない」と大森に引導を渡す可能性も示唆していた。 【会見の模様】 ▼大森「大森隆男です。私ですね、来年デビュー30年を迎えることになりますね。そして自分の今までのキャリアの中を思い返してみまして、全日本プロレスのチャンピオンベルト、三冠、世界タッグ、アジア、そして全日本プロレスTV6人タッグ選手権と、ヘビー級選手が巻けるタイトルは手中に入れてきました。来年30周年に向けて、自分の中でのピース、足りない部分、GAORA TV王座。このベルトだけは今まで2回挑戦しまして、一度も獲ったことがない。来年、僕が30周年迎えるにあたって、どうしてもこのベルトが必要だと思うんですよね。それで僕のキャリア30年がピシッと埋まるんじゃないかなと、こういうふうに思っております」 ▼石川「大森さんがこのベルトに挑戦してくれるということで非常に光栄ですね。普段、大森さんって温厚なイメージがありましたけど、昨日の後楽園で非常に高ぶってる怒ってる大森さんを見て、そういう人がそういう気持ちで来てもらわないとつまらないと思うので、あんまり表現上よくないのかな。僕を殺すつもりで来てもらって、僕も大森さんを殺すつもりで、30周年迎えないような状態にして、もしかしたら大森隆男引退スペシャルにしちゃうかもしれないんで、そういう試合をしたいなと思います」 ――GAORAのベルトを獲ってやっていきたいことはある? ▼大森「まだ完全にではないですけど、今までこのGAORAのベルトって、2012年ですかね、新設されたのが。新設されたとき、それを争うトーナメント、僕は参加してなかったんですけど、その段階から見てきてるんですよね。歴代のチャンピオンも間近で見てきました。その中で石川修司選手というのは突出してると思うんですよ。このベルトをもって一番悠然と輝いてるなと思うんですね。このベルトの価値を一段高めた石川選手からぜひ獲って、そしてこのベルトを腰に巻いて来年を迎えたいなと、こういうふうに思います」 ――挑戦者として大森選手を迎え撃つ状況をどう思う? ▼石川「僕なんかが言うまでもなく数々のタイトルを獲って偉大なレジェンドのレスラーだと思いますけど、僕もそうだし、大森さんもそうだと思うんですけど、今の時代を一生懸命生きないとレスラーの価値はないと思うんで。過去の栄光というのも大事ですけど、今をどれだけ、しぶといという言い方はおかしいですかね。わかんないですけど、今20代、30代のレスラーがベルトを持ったりする中で、この40代、50代っていうのがどれだけ時代に抗えるかっていうのをお客さんに見せる時だと思ってるんで。大森さんもそうだと思うし、僕も時代、時の流れに抗って、このベルトをかけて戦いたいなと思います」 ――2回挑戦して取れなかっただけにGAORAへの思いも強い? ▼大森「1回目は博多でやってるんですね。博多、紋別、そして博多。博多でGAORA挑戦するっていうのが縁があるんじゃないかなと思います。そして2度目の博多でのGAORA。これは絶対、何が何でもモノにしますよ」 ――大森選手が掲げるワイルドに対してどういう思いがある? ▼大森「ベルトに関係あるのか? その質問。ベルトに関係ない質問は違うんじゃないかな」 ▼石川「ワイルドというのは何なんですかね、むしろ。まず大森さんに聞いてみたいですね」 ▼大森「今日マスク着用でよかったですよ。口元がちょっとにやけちゃってですね、その質問。俺にどういう返答を逆に求めてるか、逆にあなたに質問したいわ。ワイルドとは今、俺にとっての現状の生きざまですよ。俺にとってのワイルド、今GAORAのベルトを獲ることです。それが俺にとってのワイルドだ」 ▼石川「せっかくワイルドっていうのを掲げてもらってるんだったら、この年齢っていうのは置いといて、本当にワイルドだなって思うような、あと1週間ぐらいですか。10日ぐらいの中で、大森さんってワイルドだなっていうプライベートなところをツイッター上で発信していってもらいたいなと思いますね。この人、普通じゃないなって。もしワイルドさがないんだったら、29年目のところですけど、ワイルドを封印してもらいたいなと思います」 ▼大森「強引な要求ですね。暴走要求だな。飲むか飲まないかは…考えます」
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9・12博多大会でGAORA TVチャンピオンシップを争う王者・石川修司、挑戦者・大森隆男が30日、東京・湯島の全日本事務所で会見。3年3ヵ月ぶり3度目の同王座挑戦となる大森は来年のデビュー30周年イヤーを見据え、「どうしてもこのベルトが必要」と未戴冠のGAORA王座獲りを誓った。
8・29後楽園大会で10人タッグマッチに登場した大森は敵味方双方から大森コールではやし立てられて怒りを爆発。試合後はアックスボンバーでTOTAL ECLIPSE5人をなで斬りにする大暴れをみせた。
石川から求められた握手も拒んだのは、GAORA王座獲りを見据えていたからだ。来年2022年は大森にとってデビュー30周年記念イヤー。これまで全日本のリングで三冠ヘビー級、世界タッグなどベルトを総なめにしてきた大森だが、唯一、未戴冠なのがGAORA王座。「来年30周年に向けて、自分の中でのピース、足りない部分、GAORA TV王座。このベルトだけは今まで2回挑戦しまして、一度も獲ったことがない。来年、僕が30周年迎えるにあたって、どうしてもこのベルトが必要」と言い切った。
大森のGAORA王座挑戦は2018年6・24紋別大会で第15代王者・秋山準に敗れて以来3年3ヵ月ぶり3度目となる。誕生から現在に至るまでGAORA王座の歴史を目撃してきた大森は「その中で石川修司選手というのは突出してると思うんですよ。このベルトをもって一番悠然と輝いてるなと思う」と王者・石川に一目を置いている。だからこそ、「このベルトの価値を一段高めた石川選手からぜひ獲って、そしてこのベルトを腰に巻いて来年を迎えたい」と初戴冠を誓った。
対する石川は6・26大田区大会で宮本裕向を退けて以来2度目の防衛戦。「大森さんがこのベルトに挑戦してくれるということで非常に光栄」と敬意を表した。大森とは世代が近いとあって、「今20代、30代のレスラーがベルトを持ったりする中で、この40代、50代っていうのがどれだけ時代に抗えるかっていうのをお客さんに見せる時」とベテランの意地を見せつけるつもり。当然、「あんまり表現上よくないのかな。僕を殺すつもりで来てもらって、僕も大森さんを殺すつもりで」と容赦なく立ちはだかるつもりで、状況次第では「30周年迎えないような状態にして、もしかしたら大森隆男引退スペシャルにしちゃうかもしれない」と大森に引導を渡す可能性も示唆していた。
【会見の模様】
▼大森「大森隆男です。私ですね、来年デビュー30年を迎えることになりますね。そして自分の今までのキャリアの中を思い返してみまして、全日本プロレスのチャンピオンベルト、三冠、世界タッグ、アジア、そして全日本プロレスTV6人タッグ選手権と、ヘビー級選手が巻けるタイトルは手中に入れてきました。来年30周年に向けて、自分の中でのピース、足りない部分、GAORA TV王座。このベルトだけは今まで2回挑戦しまして、一度も獲ったことがない。来年、僕が30周年迎えるにあたって、どうしてもこのベルトが必要だと思うんですよね。それで僕のキャリア30年がピシッと埋まるんじゃないかなと、こういうふうに思っております」
▼石川「大森さんがこのベルトに挑戦してくれるということで非常に光栄ですね。普段、大森さんって温厚なイメージがありましたけど、昨日の後楽園で非常に高ぶってる怒ってる大森さんを見て、そういう人がそういう気持ちで来てもらわないとつまらないと思うので、あんまり表現上よくないのかな。僕を殺すつもりで来てもらって、僕も大森さんを殺すつもりで、30周年迎えないような状態にして、もしかしたら大森隆男引退スペシャルにしちゃうかもしれないんで、そういう試合をしたいなと思います」
――GAORAのベルトを獲ってやっていきたいことはある?
▼大森「まだ完全にではないですけど、今までこのGAORAのベルトって、2012年ですかね、新設されたのが。新設されたとき、それを争うトーナメント、僕は参加してなかったんですけど、その段階から見てきてるんですよね。歴代のチャンピオンも間近で見てきました。その中で石川修司選手というのは突出してると思うんですよ。このベルトをもって一番悠然と輝いてるなと思うんですね。このベルトの価値を一段高めた石川選手からぜひ獲って、そしてこのベルトを腰に巻いて来年を迎えたいなと、こういうふうに思います」
――挑戦者として大森選手を迎え撃つ状況をどう思う?
▼石川「僕なんかが言うまでもなく数々のタイトルを獲って偉大なレジェンドのレスラーだと思いますけど、僕もそうだし、大森さんもそうだと思うんですけど、今の時代を一生懸命生きないとレスラーの価値はないと思うんで。過去の栄光というのも大事ですけど、今をどれだけ、しぶといという言い方はおかしいですかね。わかんないですけど、今20代、30代のレスラーがベルトを持ったりする中で、この40代、50代っていうのがどれだけ時代に抗えるかっていうのをお客さんに見せる時だと思ってるんで。大森さんもそうだと思うし、僕も時代、時の流れに抗って、このベルトをかけて戦いたいなと思います」
――2回挑戦して取れなかっただけにGAORAへの思いも強い?
▼大森「1回目は博多でやってるんですね。博多、紋別、そして博多。博多でGAORA挑戦するっていうのが縁があるんじゃないかなと思います。そして2度目の博多でのGAORA。これは絶対、何が何でもモノにしますよ」
――大森選手が掲げるワイルドに対してどういう思いがある?
▼大森「ベルトに関係あるのか? その質問。ベルトに関係ない質問は違うんじゃないかな」
▼石川「ワイルドというのは何なんですかね、むしろ。まず大森さんに聞いてみたいですね」
▼大森「今日マスク着用でよかったですよ。口元がちょっとにやけちゃってですね、その質問。俺にどういう返答を逆に求めてるか、逆にあなたに質問したいわ。ワイルドとは今、俺にとっての現状の生きざまですよ。俺にとってのワイルド、今GAORAのベルトを獲ることです。それが俺にとってのワイルドだ」
▼石川「せっかくワイルドっていうのを掲げてもらってるんだったら、この年齢っていうのは置いといて、本当にワイルドだなって思うような、あと1週間ぐらいですか。10日ぐらいの中で、大森さんってワイルドだなっていうプライベートなところをツイッター上で発信していってもらいたいなと思いますね。この人、普通じゃないなって。もしワイルドさがないんだったら、29年目のところですけど、ワイルドを封印してもらいたいなと思います」
▼大森「強引な要求ですね。暴走要求だな。飲むか飲まないかは…考えます」
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