1/13【DDT】土井がサバイバル3WAY戦制してUNIVERSAL王座戴冠 2・18名古屋でKANON迎撃が決定
『Sweet Dreams!2022 TOUR in SHINJUKU〜FIRE!〜』が13日、東京・新宿FACEで行われ、上野勇希、佐々木大輔とのサバイバル3WAYマッチを制した土井成樹がDDT UNIVERSAL王座を戴冠。2・18名古屋大会でKANONとの初防衛戦が決まった。
土井と佐々木の次期挑戦者決定戦が時間切れ引き分けに終わったため、この日、両者が王者・上野に挑戦するUNIVERSAL王座サバイバル3WAY戦が組まれた。先手を取ったのは佐々木。上野を場外戦に連れ出すと、その間にセコンドのKANON、MJポーが土井を場外で暴行。負けじと上野は佐々木にトップロープ越えのトペ・コンヒーロを放ったり、ミサイルキックで佐々木と土井をまとめて吹き飛ばしたりと躍動した。
レフェリー昏倒のスキにKANON、ポーが乱入し、土井を襲撃。平田一喜が救出に飛び込んだものの、DAMNATION T.Aに蹴散らされてしまう。佐々木に傾きかけた流れを止めるように上野がフロッグスプラッシュを発射。ミスティカ式クロスフェースロック、変型フェースロックに捕まっても、佐々木式ウラカンラナを強引に丸め込んで3カウントを奪った。
佐々木が脱落となり、これで上野と土井の一騎打ちに。土井がDOI555からのバカタレスライディングキックで攻め込めば、上野はスタンド式シャイニングウイザード、ブリザードスープレックスで応戦して譲らず。BMEで勝負に出たが、両ヒザで迎撃した土井は後頭部にバカタレスライディングキックをさく裂。上野のWRを回避すると、マスキュラーボムで叩きつけて3カウントを奪った。
土井がUNIVERSAL王座を奪取。DDTでのシングル王座初戴冠を果たした。「DDTに参戦して3ヶ月目。早くもシングルのベルト手に入れたぞ。カリスマ(佐々木)は置いといて、上野に対してはDDTの現在未来を象徴する選手やと思ってる。それを邪魔するのが俺の役割や。結果残したぞ」と勝ち誇った。
さっそく次期挑戦者が現れた。KANONが「俺は今日、佐々木大輔が勝って、そのベルトに挑戦するつもりだったんだけど、計画が崩れちゃったから。俺はそのベルトをお前から獲って、佐々木さんに自慢することにする。俺の挑戦受けろ」と表明すると、土井は「今日お前に手を出されたからな。やり返したる。お前も今日の上野みたいに沈めてやる」と受諾。2・18名古屋大会での初防衛戦が決まった。
2020年2月に創設以来、UNIVERSAL王座が初めて団体外に流出となった。「俺はフリーでいろんな団体に上がってるから、各団体でこのUNIVERSALのタイトルを全力でアピールしてやる。俺がDDTを面白くしてやる」と宣言した土井はバックステージで「一発でタイトル奪取や。今日で分かった。佐々木大輔、あいつはカリスマやったな。上野はDDTの現在未来やろ。俺が邪魔してちょうどいい。佐々木でも上野でもまたやろうやんけ」と投げかけたうえで「一発目の挑戦者KANON、やり返す絶好のチャンス。DDTでまだやったことない選手いてんのや。長期政権にして、一通りDDTの選手、俺の前に一列に並べ。順番にやったる」と今後の防衛ロードを見据えていた。
【上野の話】「今年も防衛して、いろいろやらないといけなかったんですけど。佐々木さんと土井さんと一緒にやりたいと言ったのは僕なんで。自分が求めた結果に後悔はない。3月にはせっかくすごい選手(サムライ・デル・ソル)が僕の持ってるベルトに挑戦したいと言ってくれて、落とした僕とやってくれか分からないけど。3月、米国興行決まって、タイトルマッチすることが積み上げてきたものの結果になったのに。僕がやることはDDT背負うためにやれることやるだけなんで。ベルトなくなっても一番になればいいだけなんで。2023年、ここから楽しいことしかないんで頑張らないと」
【佐々木の話】「もうダメだ。こんな試合にも勝てない。俺は自分自身に絶望して失望してる。俺はしばらく消える。KANON、DAMNATION T.Aを任せたぞ」
【KANONの話】「佐々木さん、今落ち込んでるけど、俺が土井成樹からベルト獲ったら笑顔戻るんじゃない? 佐々木さんを笑顔にするためにもベルト持って、DAMNATION T.Aに帰ってくるぞ」
