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2/23【全日本】3・21沖縄・三冠戦へ宮原と会見 2度目の戴冠狙う大森が5冠制覇を視野に(写真あり)

 3・21沖縄大会で三冠ヘビー級選手権試合を争う王者・宮原健斗、挑戦者・大森隆男が23日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「一年前の宮原健斗と今は全く違うんで、そこを沖縄の皆さんに見せたい」と宮原が1年ぶりとなる沖縄大会の「大成功」を誓えば、1年9ヵ月ぶり2度目の戴冠を狙う大森はその先に世界タッグ奪取による自身2度目の5冠制覇も視野に入れた。

 2・12後楽園大会で宮原がゼウスとの王座決定戦に勝利し、史上最年少で三冠王座を初戴冠。試合後には大森が挑戦を表明し、3・21沖縄大会で両者によるタイトルマッチが行われることになった。

 悲願でもあった至宝ベルトを手にした宮原は、その夢をかなえた今、「使命感とか責任感が俺にはある」と言い切るように王者としての責務を果たそうと燃えている。「体から夢を発散するレスラーになりたい」と理想の王者像を描く宮原は「チャンピオンはいい試合をするだけじゃなく、その大会を成功させないといけない」と考えている。沖縄大会は年に一度。「一年前の宮原健斗と今は全く違うんで、そこを沖縄の皆さんに見せたい」と誓った宮原は内容を伴ったうえで、防衛ロードの第一歩を勝利で飾るつもりだ。

 一方、大森は勝てば2014年6月に第48代王者から陥落以来、1年9ヵ月ぶり2度目の戴冠となる。宮原の戴冠時に「このベルトを宮原選手が手にした時、悔しいけどすでに王者としてのたたずまい、風格、そういうものを備えてる」と感じた大森は衝動的に挑戦をアピールしていたという。また、2014年2月の沖縄大会で宮原との一騎打ちに敗れた借りを返したいとの思いもある。

 大森にとって三冠ベルトは全日本に入団した時からの大目標で、「全日本プロレス、日本マット界、そして世界マット界、全て見渡して至宝だと思ってますので、目指す頂はここにある」と言い切るほどだ。「俺は満足できない、全てにおいて。何か常に欲求を持ってマットに上がり続けたい」と気持ちは前のめりで、2度目の三冠戴冠の先には再び偉業に挑むつもりでいる。

 それは5冠制覇だ。第48代王者時代の2014年6月に秋山準と組んで世界タッグ王座を奪取し、5冠制覇を成し遂げているが、翌日に三冠王座から陥落。5冠はわずか一日天下に終わった。あの時の悔しさは今も忘れておらず、「決して褒められた記録でも何でもなくて、そういうのも払拭したい」と誓った大森はその足がかりを作るためにも、まずは宮原から至宝ベルトを奪い取る。

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