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6/6【DDT】竹下がヨシヒコ爆破で決着戦制す 佐々木がUNIVERSAL王座V3で欠場中・高梨を次期挑戦者に指名

 『WRESTLE PETER PAN 2020【DAY1】』が6日、配信され、ヨシヒコを爆破で葬った竹下幸之介が決着戦に勝利。佐々木大輔は木高イサミ、勝俣駿馬とのハードコア3WAYマッチを制してUNIVERSAL王座V3に成功し、次期挑戦者に負傷欠場中の高梨将弘を指名した。

 『WRESTLE PETER PAN 2020』は当初、6・7さいたまスーパーアリーナが舞台となる予定だったが、開催見合わせに。その代替としてこの日と明日7日の2日間にわたってTVマッチが開催されることになった。

 初日のメインイベントは竹下とヨシヒコが対決するラストマン・スタンディングマッチ。最後まで立っていた方が勝者となるもので、これまで抗争を繰り広げてきた両者の決着戦にふさわしいルールとなった。竹下がヨシヒコから指定された場所に出向き、路上で闘いがスタート。パンチ連打で攻め立てた竹下だが、ヨシヒコに足4の字固めで絞め上げられてもん絶してしまう。

 何とか脱出した竹下はビルの屋上に逃げ込んだが、そこにもヨシヒコが現れ、再び戦場は路上へ。竹下は強烈なパンチを見舞ってヨシヒコを流血に追い込み、灯油をぶちまけてフィニッシュへ向けた布石を打つ。ヨシヒコの輪廻転生を食らって青息吐息となりながらも、気力を振り絞ってラリアットをお見舞い。着火したライターを投げつけるとヨシヒコが爆発して試合終了となった。

 思いもよらない結末だったが、ヨシヒコを容赦なく爆破した竹下が勝利。これで両者の抗争に終止符が打たれたかに思われたが、爆死したはずのヨシヒコの目がキラリと光ったところで放送終了となり、ネクストを予感させた。

 この日のセミファイナルはUNIVERSAL王座戦。王者・佐々木が3度目の防衛戦でイサミ、勝俣を迎え撃ってのハードコア3WAYマッチに臨んだ。試合は場外カウント、ロープエスケープ、反則カウントなし。リング内外にはラダー、テーブル、イス、一斗缶、大型バケツ、竹刀、レゴといった凶器が設置された。

 まずは佐々木とイサミの竹刀によるチャンバラ合戦で開戦。佐々木に散々こき下ろされてきた勝俣も割って入るように奮闘した。3者が入り乱れる一進一退の攻防が続く中、20分過ぎに勝俣が佐々木のお株を奪うペディグリーをイス盛りの上へ敢行。佐々木の体の上にイスを置いてムーンサルト・フットスタンプをさく裂させたが、イサミがカット。命拾いした佐々木は急所攻撃で勝俣の動きを止めると、佐々木式ウラカンラナで丸め込んで3カウントを奪った。

 24分を超える乱戦を制した佐々木がUNIVERSAL王座3度目の防衛に成功した。試合後、イサミが「今日の負けは認めます。佐々木さん、次はシングルじゃねぇか?」とアピールしたが、佐々木は「疲れたから10年後」と返答。引かないイサミは「せめて五輪イヤー、来年会いましょう!」と期日を1年後に指定してリングを降りたが、やはり佐々木は気乗り薄で、「次の挑戦者はオレが決めさせてもらう。高梨将弘だ!」と指名した。

 バックステージに引き揚げた佐々木は「もうイヤだ。ハードコアなんか2度とやりたくない。プロレスもしばらくやりたくない。家に帰りたい」と弱気な言葉を連発。イサミのシングル要求に「満足した。オレのプロレス人生に悔いない。10年後にしろ。来年まで家から出ない」と改めて応じない構えをみせると、「(高梨は)休んでるのか? じゃあアイツの家でやる。アジア代表として指名してやった。このベルト、本来の形、ユニバーサルに戻す。アイツが戻るんなら、オレも復帰する。オレの緊急事態宣言は終わっちゃいねぇ。外に出たくない。(高梨は)足の1本、2本折れててもできんだろ? プロだろ?」と一気にまくし立てた。あくまでも高梨とのタイトル戦にこだわる佐々木だが、当の高梨は3月に左足の腓骨と脛骨(けいこつ)を骨折して欠場中。復帰のメドが立っていないだけに、佐々木の希望がすんなり通るかどうかは流動的だ。

※写真、情報提供:DDTプロレスリング

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