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11/6【DDT】D王GP前年覇者・秋山が火野と6年ぶり再戦も開幕2連敗 ボディガーが吉村蹴殺で白星発進

 『D王 GRAND PRIX 2021 II』神奈川・横浜ラジアントホール大会が6日、行われ、前年覇者でAブロックの秋山準が火野裕士に敗れ、まさかの開幕2連敗となった。

 2015年9月、全日本の王道トーナメント準決勝以来、6年2ヵ月ぶりの一騎打ちとなった両者。火野が強烈なチョップ連打で攻め込めば、秋山はパワーを封じようと右腕に集中砲火を浴びせた。10分過ぎ、火野のチョップと秋山のエルボーの応酬となり、ともに一歩も引かず。その後、秋山がヒザ蹴り連打からエクスプロイダーで勝負にいくと、火野はラリアット連発で応戦。Fucking BOMBで叩きつけて3カウントを奪った。

 秋山が上野勇希との初戦に続き、まさかの開幕2連敗。公式戦はまだ3試合残されているが、早くも厳しい状況に追い込まれた。

 一方、火野は6年前の雪辱を遂げて初白星。試合後、マイクで「秋山さんというのはすごいレジェンド。そんな秋山さんに胸を貸していただきました。そして勝つことができた。優勝はワシがもらう」と高らかに宣言した。秋山撃破が巻き返しへ向けた追い風となりそうで、火野は「一発目は哲ちゃん(遠藤哲哉)に負けたけど、ここで秋山さんから取った。この1勝はでかい。一番この人に勝たないといけないという人に勝って勢いつくよね。このまま1敗もせずに優勝します」と力を込めた。

 初出場のボディガーが吉村直巳を相手に初戦を迎えた。試合は肉弾戦の様相を呈し、吉村が払い腰で攻め立てたが、2カウントで返したボディガーはスピアーで逆転。最後はライジングハイ(ハイキック)を決めて3カウントを奪った。

 白星発進を飾ったボディガーは「今日は若い吉村が相手。あまり長引く試合だと不利になると思った。最後はいい感じで手応えあるハイキックが決まって、なんとか勝つことができて初戦突破」と振り返った。まだリーグ戦は始まったばかりで次戦は10・10新宿大会の火野戦。「この勢いで次は火野。真っ向勝負で思いっきりバチバチにやり合う」と2戦目へ向けて気合をみなぎらせた。

 初戦黒星となった吉村は「年は倍くらい違うけど強かった。今日は全くダメ」と同じ大阪出身の先輩に完敗を喫して反省の弁。「ボディガーさんとはこれから対戦機会があるのか、タッグ組む機会があるのか分からないけど、これで終わりにするのはもったいない。(11・3大田区で)タッグ組んだのも、今日対戦したのもうれしかったし、ここで終わるのもイヤですね」と続きを熱望した。次戦は11・7新潟大会の遠藤哲哉戦。「1戦落として、明日で遠藤さん。足を折ると言ってたけど、俺、足を傷めたことはないから、たぶんそれは無理なんで」と自信を見せていた。

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