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3/22【DDT】EXTREME戦「飯野vs勝俣」のルールが「ハードコアOバックラダーマッチ」に決定

 3・27後楽園大会でDDT EXTREME選手権試合「飯野“セクシー"雄貴vs勝俣瞬馬」の調印式が22日、東京・渋谷のAbemaTowersで行われ、大紛糾の末にルールが「ハードコアOバックラダーマッチ」に決まった。

 飯野は2・14新宿大会でEXTREME王者・青木真也にトルコレスリングルールで挑戦。まんまとリングアウト勝ちを収めて王座奪取を果たした。初防衛戦の相手に勝俣を指名。勝俣も渋々受諾し、3・27後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。

 この日、両者が出席しての調印式が行われた。EXTREME戦は王者がルールを指定できるとあって、調印を前に勝俣がルールの確認を要求。すると飯野はOバックを取り出した。通訳として同席した男色“ダンディ"ディーノによると、Oバックで試合をする試合形式だという。

 勝俣は「Oバックなんか着て試合なんかできるわけないだろ!」と拒んだものの、ディーノが「後楽園という舞台を用意して、チャンピオンがEXTREMEに懸ける気持ちはファンのみんなに伝わってるはずだ。そんな楽しみな大会、試合を挑戦者の一存で…。これはもう不戦勝だ。そんな勝ち方をしたくなかった。ファンのみんなごめんな。勝俣のせいで…」と揺さぶり。ファンの存在をちらつかせられては勝俣も「やります。やりますけど、Oバック、負けたら履きます」と受けるしかない。

 それでも勝俣は抵抗するように「ルールを提案させてもらっていいですか? Oバックを吊るしましょう。ラダーに登って取ったら勝ちというハードコアマッチにしましょう」と自身の得意分野を提案。当初はディーノも「断る。EXTREMEはチャンピオンがルールを決めるベルトだぜ。なんで6-4でてめぇが有利なルールでやらなきゃいけなんだ」と正論とともに却下したが、「飯野“セクシー"雄貴はやさしい。ファン思いだ。だから五分五分でいい」と翻意した。

 だが、ディーノは交換条件とばかりにOバックを取った後、履いた時点で勝利となるルールを提示した。再び拒んだ勝俣だが、ディーノが「大日本とかで凶器を使ったハードコアで頭角を現した勝俣の持ち込んだルールを認めたのに、こっちが提案したルールは何一つ認めない。ファンのみんなごめんな」と再びファンをちらつかせると、「ファンのためにやります」と承諾した。

 ようやくルールが確定したかに思われたが、さらにひと悶着あった。ディーノは勝俣得意の丸め込みを封じるべく、「3カウントはなし。それなら五分五分だ」と飯野に有利な条件をさらに提示。「3カウント、丸め込み以外に勝つ自信がないのか? ファンは楽しみにしてる」と挑発すると、勝俣も受けて立つしかなかった。

 これにてEXTREME王座戦のルールが「ハードコアOバックラダーマッチ」に決まった。反則裁定なしで、ロープエスケープ、ピンフォール、ギブアップ、場外カウントが無効。ラダーを登ってリング上空に吊るされたOバックを取って装着するか、相手からギブアップを奪えば勝利となるものだ。ようやく両者が調印書にサインすると、勝俣は「ファンの皆さんのために試合をして、EXTREMEを1年ぶりに巻きたいと思います」と決意表明した。

☆3/27(日)東京・後楽園ホール『Day dream Believer 2022』10:30開場、11:30開始

▼DDT EXTREME選手権試合〜ハードコアOバックラダーマッチ
[挑戦者]
勝俣瞬馬
vs
飯野“セクシー"雄貴
[第53代王者]
※飯野初防衛戦
※ラダーを使ってリング上空に吊られたOバックを取り装着、もしくは相手からギブアップを奪った場合勝利となります
※反則裁定無し、3カウント、ロープエスケープ、ギブアップ、場外カウントは無効となります

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