棚橋弘至【14年連続14回目の出場/2007年優勝】
14度目の出場となる棚橋は真夏の祭典に復権をかける。今年2月にIWGP王者から陥落以来、シングル王座戦線から遠ざかっているが、キラリと輝く存在感にかげりはない。一方で7・5大阪城大会のメインを張れなかった現実もエースの自尊心を刺激しているはず。2007年の初優勝以来8年ぶり2度目となるG1の栄冠を手に逸材が一気の再浮上を狙う。
AJスタイルズ【2年連続2回目の出場】
7・5大阪城でIWGP王座から陥落したばかりのAJは2度目の出場でG1初制覇を成し遂げ、オカダとのリマッチ実現を狙う。初出場となった昨年はオカダとBブロック首位に並びながら直接対決で敗れているため、決勝進出を逸した。AJにとってオカダはまさに怨敵。今年は別ブロックとなったが、決勝でオカダを破って初優勝を飾るのがAJにとって最高の結果となる。
真壁刀義【12年連続12回目の出場/2009年優勝】
12年連続出場となる真壁はNEVER王者として真夏の栄冠獲りに臨む。2009年に初優勝を成し遂げているが、以降は決勝進出すら果たせず。G1は無縁の状態が続いている。それでも過酷な戦いになればなるほどこの男の反骨心が燃え上がるはず。7・5大阪城で石井との初防衛戦を制し、勢いを持続している真壁が6年ぶり2度目の優勝を果たすか。
柴田勝頼【3年連続5回目の出場】
3年連続5度目の出場を果たす柴田は今年も注目の存在となる。新日復帰から3年が経過。独自の存在感を放ち、所属外ながら新日ファンから高い支持を集めてきた。7・5大阪城では桜庭和志と激闘を繰り広げた上で師匠超えを果たし、勢いに乗っている。今年はAJ、内藤、飯伏と注目のシングル初対決が続出。初優勝を遂げ、IWGP戦線に食い込むか。
内藤哲也【6年連続6回目の出場/2013年優勝】
6年連続出場となる内藤は2013年以来2年ぶり2度目の優勝を狙う。トップ戦線に食い込む実力を示しながら、夢のIWGPヘビー戴冠は未だに成し遂げられていない。最近は不穏な行動を連発しており、精神面の変化がリーグ戦にどう作用するかが気になるところ。現状打破を模索しているであろう内藤は2度目の優勝でその足がかりを作れるか。
飯伏幸太【2年ぶり2回目の出場】
2年ぶり2度目の出場となる飯伏は1年前の悔しさを晴らす夏となる。昨年は開幕直前に体調不良のため棄権。仕切り直しとなる今年は棚橋、AJ、柴田、内藤と刺激的な戦いを求める飯伏にとって申し分ない相手ばかり。3月のNEW JAPAN CUPに続く春夏制覇を成し遂げ、4月以来となるIWGP王座再挑戦にたどり着くことができるか。
天山広吉【5年連続20回目の出場/2003年、2004年、2006年優勝】
G1最多出場記録を20回に更新する天山は9年ぶり4度目の優勝を狙う。2006年のV3以降、決勝進出すら果たせずにいる猛牛は今年で44歳。コンディション面での不安はあるものの、毎年見るものを揺さぶる奮闘をみせ、健在ぶりを示してきた。史上最多19大会という日程もあって苦闘が予想されるが、定評ある不屈の精神力で勝ち抜く可能性もある。
矢野通【9年連続10回目の出場】
9年連続10度目の出場となる矢野は同ブロックとなった選手にとって厄介な存在となる。過去9大会はいずれもブロック敗退。本気で優勝を狙っているのすらも怪しいところだが、毎年必ずと言っていいほど番狂わせをやってのけ、星獲りレースをかく乱している。今年でいえば7・5大阪城で敗れたばかりの棚橋に対して報復を狙っているのは確実だ。
ドク・ギャローズ【2年連続2回目の出場】
ギャローズは2年連続出場となる。7・5大阪城大会ではアンダーソンとのコンビでIWGPタッグ王座を奪回し、勢いに乗ったまま真夏の祭典に臨むことになる。昨年はブロック敗退に終わったものの、永田、柴田らを撃破し、4勝をマーク。シングル戦線での実績は作れずにいるとはいえ、大物食いをやってのける可能性は十分。伏兵として不気味な存在となりそうだ。
バッドラック・ファレ【2年連続2回目の出場】
ファレは2年連続2度目の出場となる。インターコンチネンタル王者として出場した昨年は棚橋、永田、柴田らを撃破し、6勝をマーク。上位進出の可能性を感じさせたが、その後はIC王座から陥落し、シングル戦線での活躍は鳴りを潜めている。それでもラグビーで培ったポテンシャルはまだまだ伸びしろを感じさせる。ランクアップの足がかりとしてG1初制覇を狙うのみだ。
オカダ・カズチカ【4年連続4回目の出場/2012年、2014年優勝】
昨年覇者にして現IWGP王者のオカダが連覇を目指す。2年前の2013年もIWGP王者として迎え、G1連覇を目指したものの屈辱の予選敗退。今年こそ“G1連覇&IWGPとの同時戴冠"の偉業を成し遂げるか。注目のCHAOS対決となる石井戦は8・7浜松、中邑戦は8・15両国で実現。
中邑真輔【9年連続12回目の出場/2011年優勝】
今年は無冠のままG1に突入する中邑だが、勝敗や実績を超えたカリスマ的人気と存在感は、もはや誰もが認めるところ。4年ぶり優勝で再浮上を目指す。IC王座戦で連敗中の後藤とは8・4仙台で再々戦。今年も同ブロックのオカダとは8・15両国で激突。
後藤洋央紀【8年連続8回目の出場/2008年優勝】
今年はIC戦線で中邑を連破。上げ潮ムードでG1を迎える後藤。8・1大阪での“IC王者vsIWGP王者"オカダ戦、8・4仙台での中邑戦の2連戦がヤマ場となりそう。7年ぶり2度目のG1制覇で再び「後藤のGはG1のG」と叫ぶか。
石井智宏【3年連続3回目の出場】
今年もNEVER戦線で身を削るようなファイトを重ねてきた石井。G1でも一昨年の初出場から好勝負を連発し、もはや真夏の祭典に欠かせぬ一人となった。今年はオカダ、中邑のCHAOS同門勢と同ブロック。7・5大阪城の真壁戦で負傷した古傷・左肩の状態が気がかりなところでもある。
高橋裕二郎【6年連続6回目の出場】
裕二郎が6年連続でエントリー。今年もBULLET CLUB唯一の日本人選手として活動してきたが、おもだった実績は残せていない。過去のG1では随所で好勝負を展開して独特の存在感を発揮してきた。“ミスターR指定"とは別の一面が突き抜ければBブロックは混戦模様となりそうだが…。
カール・アンダーソン【6年連続6回目の出場】
今年もおもにタッグ戦戦で活躍してきたBULLET CLUBの司令塔・アンダーソンだが、3年前の2012年にはブロック突破を果たして準優勝。シングルプレイヤーとしても安定感は抜群で、混戦になればなるほど、その存在感は不気味さを増しそうな存在だ。
マイケル・エルガン【初出場】
今年唯一の初出場選手となるのがROHのエルガン。180cm、119kgのガッチリした体格で、肉弾戦にも対応可能な元ROH世界ヘビー級王者。ROH遠征を通じて、多くの新日本勢もその実力を認めている。同じROHのベネット&ターバン、オライリー&フィッシュも一気にタッグ戦線でタイトルを奪取しただけに、未知と侮れない存在。
本間朋晃【2年連続2回目の出場】
昨年は飯伏欠場による緊急“代打"出場だった本間が、今年は正式エントリー。“みんなのこけし"と呼ばれるほど会場人気は絶大。昨年は10戦全敗だったが、ほぼ全戦で大コールを巻き起こした。まずは“G1初勝利"が悲願となる。
永田裕志【17年連続17回目の出場/2001年優勝】
永田が実に17年連続の出場。47歳となっても良好なコンディションを保つ“アンチエイジング"っぷりは健在。今年2月のIC戦で熱闘を展開した中邑とは7・25高松で再戦。オカダとは8・12後楽園で、同じ第3世代の小島とは8・9後楽園で激突。説明不要の安定感とともに14年ぶりのVを狙う。
小島聡【6年連続14回目の出場/2010年優勝】
44歳となった小島が14回目のエントリー。5年ぶりの優勝を狙うが、近年はおもに天山との“テンコジ"で活躍。シングルプレイヤーとしての実績に乏しい現状だけに、同ブロックの永田とともに“第3世代"の存在感を改めて示したいところ。オカダとは7・28別府、中邑とは8・12後楽園で激突。
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リーグ戦ヒストリー
歴代優勝者一覧
開催回 |
優勝者 |
第1回 (1991年) |
蝶野正洋 |
第2回 (1992年) |
蝶野正洋 |
第3回 (1993年) |
藤波辰爾 |
第4回 (1994年) |
蝶野正洋 |
第5回 (1995年) |
武藤敬司 |
第6回 (1996年) |
長州力 |
第7回 (1997年) |
佐々木健介 |
第8回 (1998年) |
橋本真也 |
第9回 (1999年) |
中西学 |
第10回 (2000年) |
佐々木健介 |
第11回 (2001年) |
永田裕志 |
第12回 (2002年) |
蝶野正洋 |
第13回 (2003年) |
天山広吉 |
第14回 (2004年) |
天山広吉 |
第15回 (2005年) |
蝶野正洋
|
第16回 (2006年) |
天山広吉
|
第17回 (2007年) |
棚橋弘至
|
第18回 (2008年) |
後藤洋央紀
|
第19回 (2009年) |
|
真壁刀義
|
第20回 (2010年) |
|
小島聡
|
第21回 (2011年) |
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中邑真輔
|
第22回 (2012年) |
|
オカダ・カズチカ
|
第23回 (2013年) |
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内藤哲也
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第24回 (2014年) |
|
オカダ・カズチカ
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